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ファルザン ‧ 機求封秘



機巧は容易く、世上は測り難し


「本書の内容の多くは、ファルザン先輩が書き上げた論文や手稿を参考にしています。彼女が教令院に戻った時、後世の学生たちが『ファルザン』の名を覚えていてくれることを願っています。」——『古典ギミック術概論』より引用。約百年前に出版されたこの本は、今でもクシャレワー学院の必読書として位置付けられている。


クシャレワー学院の学生たちの間には、このような伝説がある——

もしギミック術の試験に落第してしまい、気が立っている指導教員の補講を受けるのが怖かったら、隣のハルヴァタット学院に行き、ファルザン先輩に指導してもらえばいいと。

謝礼を用意する必要はない。十分な誠意と謙虚さを持ち、礼儀正しく「先輩」と呼べば、伝説と謳われるギミックの生き字引きを目の当たりにできるそうだ。

ファルザン先輩の説明はいつも明解で、問題を詳しく解説してくれる。彼女は出題範囲の内容を深く理解しており、まるでそれは彼女本人が編纂した教科書のようだ。彼女の指導を受ければ、すべての疑問はあっさりと紐解かれるだろう。ただし、ある二つの難問だけは、彼女のもとを訪ねた本人が乗り越えなければならない。

一つ、ファルザン先輩に初めて会った時、彼女のあまりの若さに戸惑いも驚きもせず、いかにして表情を保つかという点。

二つ、彼女の講義が終わった後、「こんなにも博識なのに、どうして冷遇されながらも知論派に残っているのですか?クシャレワー学院に移籍するつもりはありませんか?」と聞きたい気持ちをどうやって抑えるかという点。

もし表情を保てなかったり、聞きたい気持ちを抑えられなかったりしたら、この知論派の名高い大先輩が得意とする分野を身をもって体験することになるだろう——特に人を批評、説教する分野において。

原神 • 交流とシェア
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