前回、メインストーリー27章(カロスタン)におけるフカVS李素裳の内容についての考察を投稿をしたのですか
それを書くにあたって太虚山(メインストーリー20〜22章)にこもって、フカの過去回想や太虚剣気の設定を再確認してきました
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すると、どうしたものか
他にも沢山の考察ネタが転がっており、太虚剣気・神薀について以外にも色々と考えたいことが出てきてしまいました
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フカの千年の旅
ほんとうに尽きることなくエピソードや伏線が盛り込まれていて、考察し尽くしということはまったくないです
フカ考察はまちがいなく抜け出せぬ魔境、なかなかに心が下山できずに困ってます
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そんな沢山の中でも、20章プレイ当時から特に気になっていた内容について
カロスタン編でフカが新しい一歩を踏み出したことでようやく自分も一つの予想がたてられたので、この勢いで投稿したいと思います
⚠メインストーリー・カロスタン編、ノベルゲーム・神州折剣録2章までのネタバレを含みます
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・神音実験
・弟子たちによる仙人暗殺
あたりの内容を特に掘り下げます
物語に関する大きなネタバレを含むので注意です
(欲を言えば神州折剣録2章まで進めてからお読みいただければと思います)

今回は
考察の結果を踏まえると精衛仙人の七弟子がどんな気持ちだったのか、女カ達の思いはどういうものだったのか、心の内面を中心に考えるので、苦手な方はバックしてください
あくまでも考察
あくまでも「こうだったのかもしれないな」というのを考慮いただければと思います
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では、前置きが長くなりましたが考察に入りたいと思います

☆フカの「あの姿」について☆
メインストーリー20章で、フカの太虚剣気について学ぶためにキアナ達は太虚山を訪れます
キアナ達はそこで太虚山の守護者を名乗る「林朝雨」に導かれ、渡世の羽の記憶を読み取り、フカのこれまでの人生を追体験していくーーといった内容です


そこで追体験する記憶の一つに
現代文明の黎明期にフカ=精衛が女カと伏儀と共に新しく文明を作り始めた頃の話がありました



彼女たちは黎明期の人々を崩壊獣から守り、神話や武術という形で前時代の知識を再編集して伝えるーーといったことをしていました
そんな中、フカは崩壊獣の遺伝子の影響で完全記憶があるため、脳の負荷が強すぎて慢性的な頭痛に悩まされている、ということが語られます
以下抜粋




といったことが語られます
女カ達が提示した頭痛の解決策は「渡世の羽」で不要な記憶を外部に捨てることでした
けれど、フカはそれを拒否します

あの前時代のただの学生だった「華」を忘れてしまえば、自分がどうしてこの「精衛」になったのかもわからなくなるからと
その言葉を受けて、女カ達は引き下がりますが
フカが眠ったのを見計らって、相談話をします
フカの選択はメイ博士の想定通り
このままだと、精衛は「あの姿」になってしまう

女カ達にとっては崩壊との戦いよりも、メイ博士の命令よりも、精衛の方が大切
そのために、女カ達は命令を違反しててでも、精衛があの姿になるのを阻止しようと決心を固めますが
フカはそれでも、記憶をすてず、使命を果たそうとより決意を固めるーーといった話でした

では、「あの姿」とは具体的になんだったのか
メインストーリーを読んでいた段階では
・半崩壊獣化
・律者化(識の律者登場前だったので)
・想像もつかない超進化形態GODフカ
あたりじゃないかと思っていましたが、
今回はある一つの予想についてだけ集中して考察していきたいと思います
オチから言うと「この姿」

(神州折剣録・伝記より「仙人」)
本編から500年前、精衛仙人として七弟子を育てていた姿こそ「あの姿になりかけていた」フカなのじゃないかと
その意味合いとしては
スウかメイ博士が導いた華が到達するであろう未来予想図の一つーーを女カ達は知らされていた、ということだと想像しています
千年の歴史を経て、
記憶が堆積しすぎることで、神音が強まり感情≦剣心になった状態の対崩壊の執行者・精衛仙人
それが女カ達が避けたかった未来と予想しています
では、具体的に根拠を上げていきます
ネックになるのはフカが前文明時代に受けた「神音実験」だと思っています
さまざまなコンテンツで語られたこれを簡単にまとめるとーー
・神音実験
前文明時代のメイ博士がフカに行った実験
催眠療法のようなもので、神音という特殊な音節を脳に浸透させることで人体を崩壊に適した存在へ変革していく技術
神音を浸透させると、自身の意識もまた神音の一部となるとのこと
のちの太虚剣派の基礎であり奥義でもある「剣心」のもととなる
メインストーリー27章で語られた神音実験の内容は以下のようなものでした


つまり、神音=剣心は自己暗示・催眠によって内なる声のようなものをつくることがあるーーという話です
その具体的な描写は古の楽園・華の追憶の皿「約束を振り切る」で登場した少女の声がそれなのではないかと思うので、確認できる方は是非
神音は自己暗示から作られ、自分に定着させるもの
無限に記憶を保存した中で、フカが戦ってこれたのは強い使命感があったからであり、それについては何度か強調されています
この使命感が自己暗示にも影響を与えて、フカを感情よりも使命を機械的に優先する執行者にしてしまったのではないかと思います

(前述のメインストーリー20章。フカの頭痛の原因について)



(ショートアニメ「渡世」より。強調されるフカの使命感)

(学寮・機密資料より雲墨丹心の物語。フカは優秀な守護者であるために感情を捨て、孤独を抱え、「使命」に自身を閉じ込めたという。ここで語られる「あの災難がおきるまでは」の、「あの災難」とは七弟子たちによる共謀のことだと思われる)
それでは、神州折剣録での仙人はどのように語られていたか
2章のエピローグで以下のような話が語られます
・弟子たちは精衛仙人は自分たちを対妖獣(崩壊獣)の駒にしようとしていると思っていた
(冷徹で徹底した執行者の印象をもっていた)

・精衛仙人は感情をなくしたのではなく生き埋めにしていた

・仙人は死後(弟子達にうたれ、剣心を失ったと思われる)に感情を取り戻したが、それでもまた経験を積めば同じような仙人になってしまうと林朝雨に指摘される

以上の内容から
弟子たちが精衛暗殺の理由は
彼女たちは素晴らしい力をもち、正しい使命
を全うする仙人を尊敬し、愛していたけれど、次第に人間性を感じられない仙人の非常さに耐えられなくなったーーといったものだと思われます
(⚠弟子たち全員がそうなんかは断定できません。神州折剣録2章の、朝雨の幻影が語った内容からの推察なのであしからず)
仙人はいつも正しすぎたし、子どもたちはどれだけ特別な出自や才能があっても、人間であり、当たり前に子どもだった
精衛仙人に愛して欲しかったし憎んで欲しかった見て欲しかったーーという話を想像していますが、そのあたりはまだ想像の域をでません
仙人は弟子たちが魔に落ちれば、即時、他のゾンビと同じように切り捨てようとします
実際は、フカの内面では葛藤や苦しみがあったと思いますが、仙人は傍目から即断即決で、表情すら変えず弟子を切り捨てる非情な執行者にしか見えなかったことでしょう
それほどまでに精衛仙人は強く正しい代わりに、危うい存在だったのだと思います


(メインストーリー20章より。朝雨によって弟子たちの精衛仙人暗殺の様子が語られる。仙人は額に剣神を喰らい、一度死亡したーーと思われる)
弟子たちによる暗殺の際
精衛仙人は五番弟子・凌霜の剣神を食らっています
メインストーリー27章のカロスタンを踏まえると
精衛仙人はこの時に自分の剣神=内なる声を失ったのではないかと思われます
そして、仙人が暗殺から20年後に復活した際には、感情が蘇っていたことから
記憶そのものだけでなく、剣心=神音もまた感情や立ち振舞いと関係していたのだと予想されます
まとめると
使命感と完全記憶により、神音の自己暗示が強化されすぎて暗示の方が主体となってしまい、
対崩壊に特化した執行者になること=「あの姿」ではないかと
そのなりかけの状態が冷徹な精衛仙人だったんじゃないかな、という予想です

では、フカが精衛仙人なってしまったのなら女カ達の想いは届かなかったのか
というと、もちろん、否です
なぜなら、精衛は独りぼっちにならなかったから

仙人が完全に「あの姿」にはなりきっていなかったのは「弟子たち」をとっていることからわかります
使命を果たすだけならば、才能があろうと子どもたちを育てる必要はありません
特に一番弟子の林朝雨に関しては、「才能に関係なく」、育てています
林朝雨の母は崩壊に汚染されてしまい、精衛はその母を斬りました
その罪滅しの気持ちももしかしたらあったのかもしれせんが、とにかく朝雨の共に暮らす選択をします
メインストーリー22章の回想でそのあたりの流れが語られています




(メインストーリー20章より。林家のお嫁さんがゾンビになってしまい、精衛仙人が手を下すシーン。おそらく、ここで語られる子どもかその子孫が林朝雨と思われる)
子どもを育てる、あるいは一人立ちするまで面倒をみるというのは、本当に「使命感だけ」になった人間にはできない選択です
この選択は女カ・伏義から思いを継いだ伏義の書が、精衛を独りにさせまいと頑張った結果だろうと思います


総括
こういう流れがあったという予想

・女カ達の願いを受けた伏儀の書が、精衛に独りでいて欲しくないと、色々なことを試す

・女カ、伏義、伏義の書の気持ちを受けて、精衛はガラにもなく孤児達を育て始める


(神州折剣録より。精衛仙人の弟子たち太虚七剣。みな、崩壊被害者の家族であり孤児だった)
・しかし、精衛仙人は傍目からは使命のために人を駒のように扱う人ーーに見えるくらい、記憶と使命によって感情が生き埋めになってしまう

・弟子たちは精衛仙人に人間性や関わりを求めて暗殺(フカが剣心を失う)

(メインストーリー20章より。林朝雨に語られる弟子たちによる精衛暗殺のあらまし……)

(神州折剣録2章より。弟子たちが仙人を裏切った理由について。彼女たちは仙人を愛していた。けれど、弟子すらも崩壊に汚染されたら例外なく斬ろうとする仙人の非常さに彼女たちは耐えられなかった……)

(けれど、生き埋めになった感情の下で精衛仙人が弟子たちをどう思っていたのか。その真実はメインストーリー27章・VS素裳を見ていただければと思います)
・弟子たちにたおされ、剣心を失った精衛仙人(フカ)は感情を取り戻す
・(渡世の羽で記憶を捨てるようになったのはこの後かも?)
・フカは天命の下で再び使命の道を歩んでしまう
・スパイとして聖フレイヤ学園に籍を置き、この場所で全てが変わる

予想に合わせるとこういう流れができると思われます
精衛仙人はちゃんと悲しんだり苦しんではいたけれど強すぎる神音や使命感が行動を最適化して、感情の表出も妨げていた
それに耐えられなかった弟子たちは仙人を討ちます
でも、そんな人間関係ですら、女カたちが努力しなければ精衛は躊躇って築こうとしなかったはずです
本編の500年前の時点で
半ばまでフカは「あの姿」になりかけてしまったけれど
女カ達の想いが届かなかった訳じゃないし
弟子たちが仙人に人間としての愛情や関わりを求めたのも、結果的には精衛仙人を人に戻すキッカケになったーーという想像をしています
もちろん、これらは自分の予想なので、これからの古の楽園などで華の秘密の能力として「あの姿」が語られる可能性もあります
真実はいつか語られるかもしれません
なので、今回の話は
あくまでも予想、あくまでも願望です
フカの千年の旅には女カ達が望んだようにいつも誰かが側にいました
だからこその「渡世」での使命からの脱却であり
それが前時代の融合戦士・仙人・天命のスパイではない「ただのフカ」の新しい一歩に繋がっているのではないでしょうか
以上、長文にお付き合いいただきありがとうございました
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