※ver.2.2開拓クエストのネタバレが含まれます
この兄妹がすごい!2024年大賞、決定です。
みほよ………!!!!やってくれたな………!!!!![]()
道を違えてしまったサンデーとロビンが、それでも互いを想い合い、約束を果たそうとする姿には胸を打たれました…。
彼らに情緒をめちゃくちゃにされたのも束の間、私はある疑問を覚えました![]()
まずは画像を見てください。
立ち絵

壊れた鳥籠の中にいるロビンが描かれていますね。
調和主人公の立ち絵

籠の中にいる青い鳥がロビン、鴉はサンデーです。
キャラクターPV

籠に閉じ込められ抵抗していたロビンが、大きな翼を生やし飛び立っていきます。
このようにみほよはこれでもかと言うほど、我々プレイヤーに対し「ロビンは籠の鳥です!!」と主張していたわけです。
ですがみなさん、ストーリーを読んでどう感じましたか?
ロビンは見た目こそふわふわとした雰囲気ですが、誰よりも芯が強く行動力があり、理想へと突き進む意志の強さは目を見張るものがあります。
ひとりで何処へでも歩いて行けるようなロビンの人柄は、「囚われの鳥」というイメージに合致しません。
むしろ私と同じように、真の籠の鳥はサンデーではないのかと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
彼らの腰には翼が生えていると言われています。
(幼少期やロビンが変装している際には見られないので真偽不明ですが…)

ロビンの翼は日常生活に支障をきたさないよう固定されてはいるものの、開放的です。
スキル発動時に大きな翼を広げているように、彼女が望めばたちまち大空へ飛び立つことができるでしょう。
対してサンデーの翼は上着の奥に仕舞われており、閉鎖的で窮屈な印象を受けます。

これでは飛ぶことはできません。
また彼の翼と思わしきものは明らかに左右非対称で、奥に畳まれている方は翼ではなくただの衣服に見えます。
彼らがたびたび口にしていた「飛べない鳥」には、ほかでもないサンデー自身も含まれていたのではないでしょうか。
また性差もあるのでしょうが、ロビンと異なりサンデーの衣装に肌の露出は一切ありません。首元ですらハイネックの襟に覆われています。上着には茨のような刺繍が施されており、より縛られている印象を与えています。
サンデーについてはこの爆イケスチルも印象的ですね。

懺悔室で罪人に赦しを与える様子が描かれています。
格子窓から差し込む眩い光と、それによって彼の元に落ちる暗い影。まるで彼自身が自由の効かない囚人のよう…。
これらは真に囚われているのはサンデーであり、ロビンではないということを示唆しています。
それではなぜロビンは「籠の鳥」として描かれていたのでしょうか?![]()
ロビンを閉じ込めようとしていた籠は「秩序」です。

サンデーとロビンは調和ではなく、秩序の子として産み落とされた存在でした。
その運命通りサンデーは秩序に傾倒していきますが、ロビンは違います。
彼女は「調和」の精神で人々に安寧をもたらすために、「強きを以って弱きを助ける」をモットーに活動していました。
「秩序」にとって、「調和」は目の上のたんこぶでしかありません。シンプルに邪魔者です。
よって彼女は「秩序」の運命に、ひいてはその運命を歩ませようとした「夢の主」に閉じ込められていたのです。
しかし彼女はあくまでも籠に入れられただけです。そのあとは放置されていました。
一方で「秩序」の思想教育──、つまり洗脳を受けていたのはサンデーです。
籠に入れられていたロビンは、「夢の主」にコントロールされたサンデーが「秩序」に染められたことを知りませんでした。サンデーが書き連ねていた「秩序」の経文すら、ロビンは見たことがないようです。

つまり、ロビンは「夢の主」による思想教育を一切受けませんでした。
「夢の主」はサンデーの方が制御しやすいと判断していたのでしょう。
幼少期のハーモニーピジョンに纏わるエピソードには、「夢の主」の綿密な策略が隠されています。



・まず弱った鳥を見せる。
・その処遇について考えさせる。
鳥の自由を強く願うロビンの言葉を受け、迷いを見せるサンデーも要注目ポイントですね。
・鳥のエピソードを教え愛着を湧かせることで、生存を願う思いを後押しする。
・サンデーの案を賞賛し採用することで、成功体験を与える。
一連の過程において、ロビンの意志はほとんど無視されています。つまり、「夢の主」が既にターゲットを定めていたことが分かります。
鳥の結末はサンデーの心に深い傷を追わせることになりましたが、「夢の主」にとっては彼にこの世の理不尽さを痛感させ、「調和」の限界を知らしめることに繋がるので、全くもって悪い方向には働きません。
幼少期といえばこんなエピソードもありました。

ここから分かるのは、サンデーは主体性に欠けているということです。
サンデーもロビンも「みんなの幸せ」を願う子供であったことは共通しています。
しかし、そのために何をすべきか考えることができるロビンと、他者に従うだけのサンデーとでは決定的に差があります。
元から我が弱かったためコントロールしやすかったのか、既に洗脳されていたため我が弱かったのか…。順序は定かではありません。
ですが、彼が洗脳を受けていたという裏付けになるのは間違いないです。
サンデーは「弱者を救うために秩序によって弱者を支配する」という信念によって動いており、そのために自分を犠牲にすることを厭いませんでした。しかしこれは洗脳によって植え付けられたものであり、サンデー自身が導き出したわけではありません。(彼自身はそう認識していないかもしれませんが、そのように誘導されています)
サンデーが主体的に動くのは、基本的にロビンについてのみです。
人々を救うために自分を犠牲にすることを受け入れてしまう点からも、彼が己を大切にできていないということが分かります。ロビンが信じる「己を愛するように他者を愛す」という調和の教えとは正反対にいるのです。
苦難に沈む人々や欲望に溺れる人々を見せるためにサンデーに懺悔室の職を与えたのも、十中八九「夢の主」でしょう。なんならロビンを襲った流れ弾も仕組まれていた可能性が高いです。
ロビンが「調和」を広げる旅に出たことも、「夢の主」にとってはさぞや好都合だったことでしょう。
まず一つ目のメリットは、「調和」を語るシペの代弁者がサンデーの元から離れることです。素晴らしいですね。
二つ目は、サンデーが妹の身を日夜案じるようになることです。大切な妹の安否が分からない不安が精神を摩耗させます。そこから生じる「目の届く場所にいてほしい」という支配欲と、ロビン個人を尊重する思いとの葛藤により、彼の心はさらに蝕まれていきます。
人は誰しも、弱っている時に付け入る隙が生まれるものです。ただでさえ洗脳しやすい性格をしているサンデーですから、この出来事が彼に与えた影響は大きかったことでしょう。
実際、ロビンは「自分が離れている間に物事が大きく変わってしまった」と嘆いていましたね。
サンデーはストーリー内で「夢の主」への抵抗を見せることもありましたが、結局は思うつぼでした。

サンデーがもつ他者への慈しみ、とりわけ妹へのそれは美点ではありますが、同時に弱点でもあります。
「夢の主」は、サンデーがロビンを「秩序」に捧げたりしないことも、己の身を投げうってでも阻止しようとすることも理解していました。
だから彼の退路を断つために、敢えてロビンを巻き込んだ計略を立てたのです。
このようにサンデーの人生は常に「夢の主」にコントロールされており、思想教育にもってこいの妹への愛や他者への思いやりを除いた彼自身の意志は、根こそぎ奪われていました。
「ロビンの籠はサンデー」という説も見かけましたが、私は否定的です。
開拓クエスト中、サンデーは「ロビンの旅を応援するか、阻止するか」という選択を投げかけました。

しかし「ただの空想」とある通り、彼が実際にロビンの旅を阻止したことはないでしょう。そうでなければ、ロビンが宇宙を巡るツアーをすることも、「銀河の歌姫」と人々に愛されることもなかったからです。
もしサンデーの存在がロビンにとって負担になっていたなら、兄妹の関係性はまた違った形になっていたと思います。
何よりもサンデーが愛したロビンは、自由に歌い、自由に羽ばたく妹です。決して籠で一生を終えるような鳥ではありません。それはサンデーがとうの昔に洗脳によって奪われてしまった強さだからです。
そんなロビンは彼の瞳に、世界で最も眩しく美しい人物として映っていたことでしょう。
ここでもう一度、調和主人公の立ち絵に描かれてる兄妹を見てみましょう。

閉じ込められたロビンを籠ごと連れ去ろうとするサンデーが描かれています。
一体なぜ、彼は妹を解放し共に飛び立つのではなく、このような回りくどい方法を選んだのでしょうか?
答えは簡単です。サンデーは鍵を持っていないから。
サンデー自身が「夢の主」にコントロールされているのですから、「夢の主」から解き放つための鍵なんて持っているわけがないのです。
「秩序」によって人々を支配しようとしたサンデー自身が、ほかの誰よりも「秩序」に支配されている。自分を救う方法すら知らないのに、他者を救うなどできるはずありません。
またこのイラストをよく見ると、手前側の翼が欠けていることが分かります。
前でも触れましたが、サンデーは「飛べない鳥」です。飛びたいと願う気持ちも、飛ぶための力も奪われてしまった鳥なのです。
そんな鴉が、小鳥が入れられた重たい籠を背負って空へと飛び立つなど不可能です。
ロビンを連れ出そうと試行錯誤している間に、美しい翼を持つ彼女は自力で鳥籠を開き、大空へと羽ばたいていきました。
余談ですが、私はサンデーが救おうとした「弱者」には彼自身も該当していると思っています。
サンデーが洗脳されたのはすべて、彼がもつ生来の優しさゆえです。傷つく人に出会うことで傷ついてしまう繊細な心が、「夢の主」に付け込まれてしまったわけです。
一方、ロビンは違います。彼女は「自由」の本当の意味を知りながらもそれを求め、誰にでも自由に生きる権利はあると伝えるために旅をしています。
紀行PVにて、星核の災いに巻き込まれた際、涙を零すサンデーと、母が歌っていることに気付き安堵し、彼の手を引き寄せたロビンが描かれていました。
どう考えても生まれもっての精神力が違います。

サンデーは賢い人間なので、己が「弱者」であること、そして妹はそうではないということに幼いうちから理解していたでしょう。
サンデーがロビンを愛し、守っていたのは、決して彼女を「弱者」だと認識していたからではありません。
自分が兄で、ロビンは妹だから。それだけです。
さらに間違えてはいけないのは、サンデーが「弱者」を支配し救済しようとしていたのは、決して驕りに由来するものではないということ。
彼にはオーク家未来当主としての立場が、「夢の主」の期待が、重くのしかかっていました。
だから彼は人々を安心させられる「強者」として振る舞うしかなかったのです。

また、サンデーの人称は「ワタシ」「アナタ」。誰に対しても基本的に敬語で接します。妹であるロビンに対してすら崩しません。しかし幼少期の彼は、普通の子供のようにタメ口でロビンに接していました。
ロビンも同様です。幼少期は"私"を「わたし」と発音していましたが、現在は「わたくし」と大人びた一人称を用います。兄の呼び方も、「お兄ちゃん」から「兄様」へ変化しました。
ここから彼らが早くから大人になるように迫られたこと、あるいはその焦燥感に駆られていたことを読み取ることができます。
シペの尊き代弁者であり、オーク家を背負う養子である彼らが子供らしい日々を過ごせていた時間が短かったことは、想像に難くありません。
そうやって己を律することで、彼らはより孤独を深め、精神をすり減らしていったのです。
これらを踏まえて、ver.2.2以前にホヨラボに投稿されたロビンのメッセージをご覧ください。かなり印象が変わったと思います。

そして最後に、サンデーの本音も添えておきましょう。

今回の戦いでサンデーは、幼い頃から信じ、縋り、全てを捧げてきた道標を失いました。
彼の心はひどく空っぽになっていることでしょう。
そんなサンデーが今後どのような人生を選択するのか。ロビンとの関係性はどう変化していくのか。
注目していきたいですね。
絶対実装しろよ!!!!!!!!!!!!!

