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宵宮伝説任務2感想 情報の出し方に一切無駄のない良質なストーリー【ネタバレ】

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こんにちは。

久しぶりの感想文です。

宵宮の伝説任務2を終えました。



お話自体はすごく良かったのですが、それよりも

宵宮というキャラクターがどういう思想、信条で動いているのか?

というのをうまい具合に情報をまとめて提供してきた

非常に良質なストーリーでした。


以下ネタバレ感想です。




話の流れとしては

スメールに旅行しにきた宵宮が現地の困っている女の子を

ナヒーダやアランナラ、旅人の力を借りつつ

持ち前のコミュ力とポジティブさで励ましたりして助けてあげた、

みたいな話なんですがその宵宮のポジティブ思考の根源や

宵宮自身の性質が

決して根が明るいからという一言で済ませられないものである

ことがよくわかるキャラクターの深堀りが進んだ話でした。


得られた情報から彼女なりに分析して自分自身の経験と結果から

良い方にいくようにかなり考えて行動しているキャラクターである

ということがよくわかりましたね。


そういうわけで、今回はストーリーについての感想というよりも

宵宮というキャラクターの描かれ方について

自分が思ったことを書こうと思います。


船の上で旅人が旅での冒険を聞かせているシーン


まずは宵宮が稲妻から船でスメールまで移動するシーン。

もうここから宵宮の人となりを理解するための伏線が貼られていました。

ここで宵宮は旅人からいろんな話を聞くわけなのですが

その中にアランナラの話が含まれていたようです。


アランナラのものモノマネをする宵宮

早速オルモス港に着いてアランナラの木彫りのお土産を買うんですが

ここで宵宮がアランナラのモノマネをするんですよね。

道中で旅人からいろんな話を聞かせてもらったと思うんですが

そこで宵宮がそのことを思い出して

自分のアレンジを加えつつ話を合わせていくところは

まさに地頭の良さとコミュ強のなせる技ですよね。

パイモンもちょっと話しただけなのに…と驚くのも納得です。

「あ、この子ちゃんと俺の話聞いてくれてたんだな」

って空くんも思ったはずですし、何より嬉しいですよね。


教令院に入るのを断る宵宮

宵宮の人となりエピソード➁

流星群の情報を得られないか教令院に聞きに行こうとするが

制服を着ていないことを理由に宵宮が断るシーンです。

スメールシティに着いて間もない宵宮が

どうやら教令院の人たちは制服を着ているらしい、

という情報を得た直後に発したセリフですね。


TPOは弁えるべきである、というまあ当たり前の話ではあるんですけど

プレイヤーとしてはその認識、多分なかったと思うんですよ。

というのも旅人は教令院の制服を持ってないですし

教令院に属しているメンバー

(卒業生のセノやティナリ、講師のファルザン、そして在校生のレイラ、笠っちなど)

は教令院の制服を着てないですからね。

旅人や他のメンバーも制服を着ずに平気で教令院に出入りしているので

制服を着ないと目立ってしまって迷惑をかけるので良くない

みたいな認識はプレイヤー自身も持っていなかったのではないかと思います。

そこに切り込んでいく宵宮というキャラクター、

さすがとしか言いようがありません。


車いすの少女、エービンを気にかけていた宵宮

宵宮の人となりエピソード③

車椅子に乗っていた元気のなさそうな少女、エービンを気にかけ

上手い言い訳を作ってコミュニケーションを図ろうとしてたことを話すシーン。

コミュニケーションを取るために道に迷ったという言い訳をした

というところが宵宮らしい。

道を教えてくれたら車椅子を押す、という条件をつけることで

相手に引け目を感じさせないところも上手い。


車いすに乗っていたエービンについて話す宵宮

そのうえで相手のことを気にかけて踏み越えてはいけないラインを

彼女なりにちゃんと考えている。

キャラスト2にあるように

「聞く」と「話す」の均衡を、絶妙なさじ加減で保つことができる

というのはまさにこういうことなのでしょう。

旅人に「妹さんにはもう会えたん?」って気遣ってくれて

前向きに捉えられるように励ましてくれるところも良い。


もし流星雨が存在せず、託された願いを伝えることができなかったらどうするか?
と聞かれた際のセリフ

宵宮の人となりエピソード④

流星雨を探しに行くと言ったらいろんな人の願いを託されたという話で

なぜ人は流星に願いを込めるのか?を宵宮なりに解釈した上で

旅人から少し意地悪な質問をされた際に宵宮が発したセリフ。

存在しなかったらそれは残念ではあるけどまず行動すれば

また新しい経験が得られるよね、という宵宮的解釈。


ポジティブ解釈する部分に目が行きがちなんですがやっぱりここで

大事なのって

宵宮が「何故人は流星に願いを込めるのか?」を考察して

自分なりに言語化して答えを出している点だと思うんですよね。

宵宮は人の気持ちについて常に考察している、そういう情報を

こういうところでも出してくる。


アランナラが実在するかわからないのに自信満々に手伝うと発言をする宵宮に
根拠があるのかを尋ねるシーン

宵宮の人となりエピソード⑤

この過程について話すところはまさに宵宮自身の経験に基づいて話しているんだと思うんですよね。


というのも、

宵宮の父親は耳が遠いので宵宮の話はほとんど聞こえていなかったが

父親は聞こえないなりに誤魔化して笑っていたので

幼少期の宵宮は自分の話がウケていると思って話し続けていた、

という過去があります。


「結果」から見ると宵宮の話は父親に全然届いていなかったのですが

「過程」の段階では宵宮自身はウケていると思って楽しく話し続けていられたわけですね。


真実を知ることになっても宵宮は話が届いてなくて虚しいと思うのではなく

父親が聞こえないなりに笑って誤魔化して自分を楽しませてくれていた

という優しさに気づいたので今でも話し続けている、という経験があるので

こういう考えが出せたのでしょう。

まさに宵宮だからこその考え方だと思います。説得力がある。



エービンの心理状態を考察する宵宮

心理状態を考察して言語化する宵宮。

得られた情報から分析して自分なりに考察して答えを出してますね。


宵宮が結果ではなく過程を重要視していること、

そして人の気持ちを考察するからこそ

旅人の嘘に気づかないふりをしていたことなどがわかるのですが

ここまで宵宮の人間性についての情報が出てきたので

違和感なく受け入れられるようになっていますね。



といった具合でストーリーと共に宵宮自身の性質について

情報をうまい具合に提供されてきました。


ここまでで見えてきたのは宵宮自身がコミュ強でポジティブなのって

彼女自身が明るいからということに加えて

常に他人の気持ちについて考察し、自分なりに答えを出したうえで

自身の経験に基づいてコミュニケーションを取っているからなんですよね。

決して楽観的だからポジティブなのではなくて

様々な考えを理解した上で

良い方向に持っていくために得意分野のポジティブでいることが

最善だという彼女なりの信条があるんじゃないかなと思いました。


あとは今までの稲妻って将軍が突然鎖国したり目狩り令を出して

国が大混乱になって幕府軍と反幕府で内戦してたり

将軍に歯向かうと御前試合させられて斬られるし

自分も神の目取られそうになったり

離島に外国人が閉じ込められて帰れなくなっていたり

その外国人たちが現地の役人に搾取されたりと

決して明るい政治状況ではなかったのもあって

なおさらポジティブさって求められてたと思うんですよね。

宵宮自身は意識していなくてもニコニコ会話してくれるだけで

癒されたお客さんはたくさんいただろうし

宵宮自身も自分が前向きなことを言えば喜んでくれるということを

経験していたのかもしれませんね。

国の政治がヤバいという先の見えない不安定な状況を経験しているからこそ

自分の事に関しては前向きに捉えるようにしている部分もあるのかもしれません。


宵宮、自分自身は何も考えてないとかいうけど

実はかなり思慮深いキャラクターであるということが

伝説任務2を通してよくわかりましたね。


宵宮は性格が良い、という一言で済ませるのは簡単なんですが

その内訳となっている宵宮自身の思考について考察すると

もっとキャラクターの深堀りができるのではないでしょうか。

私自身、"陽"の人間はなぜ"陽"であり続けられるのかを考えさせられてしまいました。



といった感じでお話自体もすごく良かったのですが

宵宮の人間性についての情報の出し方に無駄がなくてそのうえで

まとまったストーリー構成になっていてすごいなと感じたので

感想を書きました。

お見事でした…。


**まい。


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